工学研究科の窓 Vol. 8
奉仕、 キャンプ、 万博・・・はばたく阪大ローバース


◆奉仕、 キャンプ、 万博・・・はばたく阪大ローバース
ボーイスカウト活動が大阪大学内の学生公認団体として、工学研究科を拠点に行われているのをごぞんじでしょうか? ボーイスカウトには年代ごとに小学1年生からの「ビーバースカウト」に続き「カブスカウト」「ボーイスカウト」「ベンチャースカウト」と分かれていて、最年長は18歳以上の「ローバースカウト」と位置付けられています。阪大では「阪大ローバース」という名称で2021年5月に設立されました。そしてボーイスカウト日本連盟にも「豊中第28団」として登録。工学研究科の中野貴由教授が、学生団体の顧問、団の育成会長を務めています。年1回の総会も、工学研究科の施設を借りて開催します。
大学周辺で奉仕活動、キャンプ、夜間ハイク、料理実習など幅広く活動していて、昨年の大阪万博に向けては「海ごみアート教育プロジェクト」を展開。ごみを拾うだけでなく、子どもたちにそれをアートとしてリユースすることを学んでもらう企画で、これを万博会場でも発表しました。工学研究科が出版した「阪大も輝いて大阪・関西万博」にも、その活動報告を掲載しています。
今年度も工学5人を含め理系・文系にまたがる各研究科の19人が部員として登録し、公認団体として更新されました。
5月15日には兵庫県川西市のキャンプ場で、恒例の「焚火会」を催し、8人がキャンプファイアーを囲んで楽しい2時間を過ごしました。まずファイヤーキーパーとして大学院法学研究科の菊川創平さんがたいまつで、井形に組んだ薪に点火し、全員で「燃えろよ燃えろ」を合唱しながら厳かに集まりました。
スカウト活動では、スタンツ(寸劇)を即興で演じる課題があります。キャンプファイアー前に8人を3グループに分けて、わずか30分でシナリオ、各自のセリフなどを考え出し、ぶっつけ本番で披露。「桃太郎」をベースにしたり、28団の日ごろの癖をまとめたりした内容に、大笑いが何度も起こっていました。


菊川創平・前代表

もう一つの特徴として、スカウト特有のゲームが多彩にあります。突然指名された者が、自分の得意なゲームを指導して全員で楽しみます。ハードなものもあって、汗をかき、息を切らしながらも、興じていました。
スカウト活動の基本は「キャンプ場を来た時よりもきれいにして帰る」のがモットー。炭火や薪の残りなどをランタンの火を頼りにきれいに片付けて、星空のもと解散しました。
参加した工学部2年、森来理さんは「焚火会ではソングを歌ったり踊ったりして、学年や学部を越えて笑顔あふれる時間を過ごすことができました。普段の大学生活ではなかなか得られない経験ができるのも、阪大ローバースの活動の魅力だと思います。今後もキャンプや奉仕活動などさまざまな活動に参加し、多くの学びを得ながら、仲間と互いに高め合い、ともに成長していきたいです」と感想を語っていました。
昨秋から代表を務める理学部3年、田中紹智さんは、活動について「ローバースカウト活動は、仲間と共に挑戦を重ねながら自己を磨き、人として成長できる活動です。普段の生活では得られない経験にも、阪大ローバースの仲間となら積極的に挑戦することができます。代表として半年間活動してまいりましたが、自身の大きな成長を実感しています」と振り返り、今後について「活動を共にする仲間をさらに増やすとともに、奉仕活動にもより一層力を入れ、阪大ローバース全体として成長できるよう努めてまいります」と意欲を示しています。
阪大ローバースには、阪大学生・大学院生なら未経験者でも加入できます。
入隊希望者は handairovers@gmail.comまで申し込んでください。 (社会連携室・嶋谷泰典)

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