工学研究科の窓 Vol. 5 リカレント教育の実績・今年度の展開などを倉敷教授が報告

◆リカレント教育の実績・今年度の展開などを倉敷教授が報告
工学研究科が昨年度から実施している「リカレント教育エコシステム」は、「Industry on Campas」という全国の大学に先駆けた理念のもと、企業との「共同研究講座・協働研究所(以下、共研)」を運営していることを強みとして展開しています。その運営を担う倉敷哲生教授・フューチャーイノベーションセンター(CFi)長が、共研の今年度第1回教授・教員会において活動報告を行い、協力を呼びかけました。
工学研究科の「IoC型リ・スキング教育エコシステム構想」の取組みは文部科学省の補助金事業に採択されており、昨年度は「REACH×バイオDX×ビジネスデザイン」を展開したことを報告。阪大は国内の大学では最大規模の115件の共研を、工学研究科だけでも32件を展開していることの強みを示しました。本構想では、大学研究者と共研が連携して共同開発した教育プログラムを他の共研や出資元の企業の社会人の方々にも受講可能としています。そして倉敷教授は「共研と連携した教育プログラムに社会人を派遣してくださり、工学研究科は最先端学術分野の知の提供を行っています」と紹介しました。
共研の直接の協力も得ながら「バイオデータデザイン論」「ライフサイエンスセミナー」「ビジネスデザイン実践」「REACHプロジェクト」の4つのプログラムを開発しています。昨年9月にホームページを開設し、11月にはオンデマンド教材を共研向けに配信しました。社会人で902人、大学院生を含めると962人もの受講者があり、「大学を拠点とした大規模なリ・スキリング教育の場を提供できました」と振り返りました。
今年度は「階層的かつ発展可能なエコシステムとしてのプログラムを目指す」とし、受講対象を「社会人アドバンス」「社会人ベーシック」「学生エントリー」の3コースに分け、対面・実習とオンデマンド・オンラインを組み合わせたプログラムを構築します。特にアドバンスでは「ディープテックビジネス実践」を新設し、事業創出の実践スキル構築手法に定評があるStartup Business Schoolと協働します。倉敷教授は「大阪大学に協働研究所・共同研究講座を設置すると、こうした教育のサポートも受けられるのだ、という他にはない強みを打ち出していきたいと思います。多様なカリキュラムを展開しますので、是非、大学―共研―企業が一体となった人材育成の場としてご活用ください」と呼びかけました。


報告する倉敷教授


4つのプログラム
「高大連携による将来可能性教育」が評価され、文部科学大臣表彰
倉敷教授は、「令和8年度 文部科学大臣表彰 科学技術賞」を受賞しました。「高大連携による将来可能性教育の理解促進」が評価されたものです。受賞にあたり「ご一緒いただいている共同研究講座・協働研究所の方々を始め、研究室の皆さんなどの支えがあり、このような光栄な賞をいただけました。心よりお礼申し上げます。これからも次の世代の方々のために、未来のために、走り続けたいと思います」と感謝を述べています。(社会連携室・嶋谷泰典)
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